ライセンス概要

Java Service Wrapper製品は、様々なプロジェクトで幅広い用途に向けて、 幅広いユーザー層の方々に使えるようになっており、 法人や官公庁系の構造基盤インフラプロジェクトはもちろん、 商用製品やシステム、さらにオープンソースプロジェクトなどに組み込むなど、 様々な場面でご活用いただいています。

適切なライセンスを選ぶ

Java Service Wrapper製品は3種類のライセンス形態でご提供していますので、 御社の用途に最も適しているライセンスをお選びください。

ライセンス名をクリックして、各ライセンスに関する詳細を閲覧することができます。

  • サーバーライセンス使用許諾契約:

    このライセンスでは、 サーバーあるいはワークステーションの1台の物理マシンや仮想マシン上で、Java Service Wrapperを使うことができます。 1ライセンスごとに、1つのライセンスキーを発行することができ、 そのライセンスキーで一つの単一マシン上でJava Service Wrapperを動作させる使用許可が与えられます。 同じ物理マシンや仮想マシン上であれば、複数の異なるアプリケーションごとに 複数のWrapperインスタンスを動かすことができます。

  • 開発ライセンス使用許諾契約:

    このライセンスでは、アプリケーションのソースを公開する必要はなく、 独自製品の商用アプリケーションに、Java Service Wrapperをバンドルして再配布することができます。 このライセンスでは、ライセンスキー発行数に制限はありません。 各アプリケーションごとに、1ライセンスキーを発行してご利用ください。 その生成された1つのライセンスキーは、 何台でも複数の物理マシンや仮想マシンにインストールして利用することが可能であり、 Wrapperを運用する上でマシンの利用台数や利用場所に制限はありません。 このライセンスは世間で言う「OEMライセンス」と同類です。

  • コミュニティーライセンス使用許諾契約:

    このライセンスは、オープンソースプロジェクト用に適しているライセンスであり、 一般にある多くのオープンソースプロジェクトでよく使われている GPL v2 (General Public License ver.2) ライセンスをベースにしています。 アプリケーションの全ソースをユーザーレベルでの自由な改変を許可しているケースの場合に、 そのアプリケーションの一部としてWrapperを同梱して再配布することができます。

ライセンス導入事例

どのライセンスが適切なのか、ライセンスを選びに迷ったら、以下の具体的な事例をご覧ください。

  • Q:私は、よくあるオープンソース プロジェクトの開発チームのメンバーですが、 商用利用されるもの、あるいは、商用利用されないものを取り扱っています。

    A:そのアプリケーションを使うユーザーが、 「アプリケーションの全ソースを簡単に入手できる」というケースの場合であれば、 アプリケーションやその全コンポーネントを再配布する際には、ほとんどの場合、 コミュニティーライセンスを利用するのが良いでしょう。

  • Q:自社の顧客に向けて、自社開発アプリケーションに同梱して、Wrapperを再配布したいのですが。

    A:開発ライセンスを適用してください。 開発ライセンス は、御社の独自アプリケーションを提供する際に、その完成パッケージをどう販売しようが、 いかなる制限も受けずに、Wrapperを同梱して再配布することが可能なライセンスです。

  • Q:自社の顧客に向けて、自社開発アプリケーションに同梱して、Wrapperの改変バージョンを再配布したいのですが。

    A:現在のところ、唯一、改変を許可しているのは、コミュニティー版ソースです。 コミュニティー版をご利用いただき、 「コミュニティーライセンス (GPL)」か、 「開発ライセンス」を適用ください。

    もし状況が許せば、コミュニティーライセンス (GPL)を適用し、 ライセンスで定めるとおり、ソースを公開して、ユーザー間で議論される Wrapper-Userメーリングリスト へ、御社からのパッチ提供にご協力をいただきます。 もし商品の目的やパッケージの主旨に沿えば、製品セットの一部として組み込まれ、全ユーザーに配布されることになります。

    御社からのパッチ提出が不可能な場合には、 開発ライセンスを適用してください。 開発ライセンスは、御社の独自アプリケーションを提供する際に、その完成パッケージをどう販売しようが、 いかなる制限も受けずに、改変したWrapperを同梱して再配布することが可能なライセンスです。